JRAの「絶望的」ネーミングセンスに批判殺到!? 「500万下」→「1勝クラス」に10年前の大失敗「新馬」→「メイクデビュー」の今
問題点を辛辣に語った記者だけでなく、多くのファンが新呼称に浸透に疑問を持っているのは、過去に”失敗例”があるからだ。
JRAは2008年から新馬戦(新馬競走)の呼称を「メイクデビュー」に変更したが、10年経った今でも、ファンの間ではまったく受け入れられていない。各メディアも、未だ「新馬戦」「デビュー戦」と表記するケースが大半を占めており、公式ホームページの馬柱で「新馬」と表記するなど、発案者のJRAでさえ半ば匙を投げている状況だ。
また、何よりも大きな批判の元となっているのが、その「ネーミングセンス」である。
すでにネット上の一部の競馬ファンからは「勝ち数になると、余計にわかりにくい」「単純にダサ過ぎる」「もう少しマシな呼び方があるだろう」「なんでこの名前になった?」などと批判が殺到……”慣れ”の問題もあるかもしれないが、現状はとても受け入れられそうな雰囲気ではない。
ちなみに先週24日の函館競馬のメインは「UHB杯 3歳以上1000万下 芝1200m」だったが、来年からはおそらく「UHB杯 3歳以上2勝クラス(1000万下)芝1200m」と表記されることになる。これで本当に「わかりやすさ」に繋がるのだろうか。
近年、新規ファンの開拓に積極的な姿勢を示しているJRAとしては「メイクデビュー」の二の舞にはなりたくないところだが……。