JRA小牧太「落馬重傷」で「引退」に現実味……「奇跡の復活」三浦皇成と似た状態も、26歳と50歳の差大きく……
30日、中京競馬でJRAの小牧太騎手が、最後の直線で落馬。後続馬に踏まれるなどして、豊明市内の病院に運ばれるアクシデントがあった。
この日、中京の6レースでリリアンローズに騎乗していた小牧騎手は、好位で最後の直線を迎えると、先頭集団の内側に切れ込んだ。
しかし、その際にリリアンローズが前方の馬に触れて躓き、小牧騎手が落馬した。幸い、馬の方は異常なしだったが、騎手は後続馬に踏まれるなどして重傷。この日だけでなく、1日の騎乗予定もすべて乗り替わりが発表されている。
JRAは小牧騎手の状態に関して「肋骨骨折の疑い」と発表しているが、『スポニチアネックス』の取材によると肋骨を6本骨折し、肺気胸の症状もある模様。長期休養を余儀なくされることは間違いなく、すでにネット上では「引退の可能性」まで囁かれている。
「まだ精密検査の結果が発表されていないので詳しいことはわかりませんが、『肋骨骨折』に『肺気胸』の症状というのは、一昨年の三浦皇成騎手の落馬負傷の際と似ています。三浦騎手はその後の精密検査で肋骨を9本、他にも骨盤骨折など、相当な重傷を負ったことが判明し、復帰までに約1年掛かりました。
しかし、当時の三浦騎手は26歳。今年9月で51歳の大ベテランである小牧騎手とは、まったく話が異なってくるのは明らかです。例え、三浦騎手はよりも多少軽い症状であったとしても、今の小牧騎手が1年以内に復帰するのは難しいかもしれません。引退説が飛び交うのは非常に残念ですが、まったく可能性がないとは言い切れません」(競馬記者)