武豊×大魔神「超良血」ブラヴァスは「ワグネリアン級」の怪物!? 超高速「中京2000m」で受け継がれるダービー馬の系譜
ついに話題の良血馬、そして超話題のコンビがベールを脱ぐ。
8日に中京競馬場で行われる新馬戦(芝2000m)で、2013、14年のヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナの初子ブラヴァス(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)が出陣。話題の良血馬が、早くもデビュー戦を迎えることになりそうだ。
母のヴィルシーナはヴィクトリアマイルを連覇しただけでなく、クラシック三冠がすべてジェンティルドンナの2着と、極めて高いパフォーマンスを示した歴史的な名牝。その初仔というだけでも大きく注目されて当然だが、今回の場合、それに輪を掛けて注目すべき点がある。
「佐々木主浩オーナーの所有馬に、武豊騎手が騎乗することですね。以前から両者の関係は良好といわれていましたが、佐々木オーナーにとって競馬界の恩人である近藤利一氏と武豊騎手との確執の影響もあってか、これまで騎乗することはありませんでした。
それが今回は”雪解け”という形。佐々木オーナーにとっては、2007年にJRAの馬主になってから、初めて武豊騎手に依頼することとなりました。野球界を代表する国民的投手と、競馬界の大スターのコンビ。嫌が応にも注目が集まりますし、逆に言えばブラヴァスはそれだけオーナーが期待している大器ということでしょう」(競馬ライター)