武豊×大魔神ブラヴァスに「2億3000万円」の刺客!?「伝説の新馬戦」ワグネリアンVSヘンリーバローズから1年、名伯楽の意地が今年も激突
今年のダービー馬ワグネリアンの競走生活は「伝説の新馬戦」から始まった。
昨年7月16日に迎えた中京・芝2000mのデビュー戦。最後の直線で3着以下を5馬身以上引き離す、壮絶な叩き合いを演じてハナ差の勝利。中京史上最速の上がり3ハロン32.6秒の末脚でギリギリねじ伏せた相手は、セレクトセールで1億2000万円の値が付いた良血馬ヘンリーバローズだった。
あれから約1年。自身2度目のダービー制覇を果たした友道康夫調教師は、まるで「ダービー制覇の願掛け」のように再び中京・芝2000mに期待の良血馬を送り出した。競馬界のレジェンド武豊騎手と、元メジャーリーガーの佐々木主浩オーナーとのコンビで話題を呼んでいる良血馬ブラヴァス(牡2歳)だ。
ヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナの初仔として、育成時代からの評判馬。今年の友道厩舎の看板として、堂々のデビューを迎える。目標は当然、母が3戦連続2着に泣いたクラシック制覇に他ならないだろう。
しかし、そんな友道厩舎の期待馬に挑戦状を叩きつける刺客がいる。角居勝彦厩舎の超良血馬トーセンカンビーナ(牡2歳)だ。
「こういう馬をクラシックに連れて行かない調教師は、ダメな調教師ですね」