JRA「隠れた3歳大物」が菊花賞挑戦濃厚……「逃げ」からの転換で重賞勝利、成長もこれから
距離の不安も、血統的に父がマンハッタンカフェなので特段の心配はなし。厩舎関係者も「もっと精神的に落ちついてくれば、馬も良くなっていく」と、この夏どれほど心身成長してくるのかが楽しみのようだ。
「過去20年、逃げて菊花賞を制したのは、1998年のセイウンスカイだけです。メイショウテッコンが逃げて制すれば20年ぶりの快挙となります。
ただ、スローペースを3番手で進み3コーナーで2番手に上がり、最後抜け出して押し切ったビッグウィーク(2010年)、エピファネイア(2013年)の例もあるので、折り合えるなら2、3番手に控えて直線抜け出すレースを選択するのもいいと思います」(競馬誌ライター)
この夏を無事に過ごし、秋にはメイショウテッコンがひと回りもふた回りも成長した馬に変貌を遂げているのかもしれない。