JRA関係者の声で1点勝負! プロキオンS(G3)は究極3頭で決まりか
そのキングズガードの連覇を阻む相手筆頭「○」に選んだのは、古豪インカンテーション(牡8歳、栗東・羽月友彦厩舎)だ。
今年に入ってから、フェブラリーS、かしわ記念のG1競走でともに3着入線。老いてなお盛んなところを見せている。だが好走はすれども、大舞台での勝利は遠いのが現状だ。秋に大輪の花を咲かせるためにも、ここで好走してはずみをつけたいところだろう。
現場記者は「長期離脱も経験しているため、8歳でも馬は元気いっぱい。今、まさに充実期にあり、状態はいい!」と太鼓判を押す。1400m戦は初挑戦となるが、「先行力もあり、競馬に注文がつかないタイプなので問題は無いでしょう。むしろ、ここ最近はラストでの詰めの甘さも指摘されていたので陣営は距離短縮を歓迎しているようです」と語っている。
そして「▲」に名前を挙げたいのはウインムート(牡6歳、栗東・加用正厩舎)だ。
近2走はOPクラスの1400m戦を2連勝。今、最も波に乗っている1頭と言っても過言ではないだろう。
出走間隔が詰まっているのが、少々気になるが「そのため最終追い切りは軽めでした。動きを見ると状態は前走と変わらず、軽やか」と現場記者は、状態は悪くないと話す。これまでは逃げを得意とする馬だけに展開に左右されるところがあったが、「陣営は『ハナにはこだわらない』と話していました。どうやら最近は成長が見られるようで、無理にハナを主張しなくとも競馬ができるようになったみたいですね」と語っている。
力を出しきれれば上位進出も夢ではないだろう。一撃に期待したい。