JRA「ディープ時代終焉」匂うセレクトセール結果……「血の飽和」「新有力種牡馬台頭」も逆風?
日本の競馬界はディープインパクトが長らくリーディングサイアーの座を保持し続けていた。だが、その牙城が脅かされ出していると見る者もいるという。
「ディープインパクトは初年度産駒がクラシックに挑んだ2011年から毎年、牝馬のクラシックホースを輩出してきました。ですが、それも昨年でストップ。今年も今のところ、牝馬のクラシックホースは誕生していません。
さらに古馬戦線では後継としても期待されたサトノダイヤモンドやマカヒキが伸び悩みを見せており、改めて成長力に疑問符が投げかけられているのが現状です。ディープインパクト神話がいつ崩壊してもおかしくはないですよ」(競馬誌ライター)
またそれは長らく叫ばれている血の飽和の影響もあるだろう。最近はリーディング上位のほとんどが有する『サンデーサイレンス』の血がゼロであるルーラーシップやロードカナロアが今後も台頭してくると予想されており、ディープインパクトにとっては逆風が吹いている。
日本の競馬界をリードし続けてきたディープインパクト。その時代もまもなく終焉を迎えようとしているのかもしれない。