函館2歳S(G3)関係者情報で至極の勝負! 「荒れ気味馬場」だからこそ?
そして相手筆頭「○」に選んだのは、ホールドユアハンド(美浦・田中博康厩舎)だ。
前走はダート戦(1150m)だったが、逃げて楽々と後続を引き離して4馬身差の圧勝。芝への転向初戦となるが、スピード、パワーともにあなどれない能力を秘めている。
現場記者は「父エスポワールシチー、母はダート馬を多く輩出しているハートフルビコーと、血統的にはダート向き。だが、陣営は『時計のかかる最終週ならば対応も可能』と考えているようだ」と語る。また今回、C.ルメール騎手が手綱を握るのも好材料だ。
「ルメール騎手はここを藤沢和雄厩舎のオスカーホールで迎えるはずだったんだよ。だけど、同馬は新馬戦で7着と惨敗。今後の予定が白紙となったので、手が開いたルメール騎手を手配できたみたい。ラッキーだったね」(前出・同)
運も味方につけているホールドユアハンドが勝利をもぎ取る!?
そして「▲」に名前を挙げたいのはカルリーノ(美浦・高橋裕厩舎)だ。
ここが3戦目となるカルリーノ。前走は好位から鋭く伸びて1馬身1/4差をつけて快勝してみせた。
「初戦に騎乗した勝浦正樹騎手、2戦目の岩田康誠騎手のふたりは『追って味がある』と高評価していました。
今回は藤岡佑介騎手が鞍上を務めます。3戦目にして3回目の乗り替わりとなりますが、藤岡佑騎手は先週も重賞を勝っていますので、鞍上強化と見てもいいのではないでしょうか。末脚が魅力ですので逃げや先行する馬が牽制しあって混戦になれば、その間隙をついて上位に食い込む可能性も十分ありますよ」(美浦の現場記者)
カルリーノの父はマツリダゴッホで、母はアイリスモレア。ともに産駒は早くから活躍する傾向にある。今回は勝ち負け濃厚と見てもいいはずだ。