JRA2歳王者ダノンプレミアム天皇賞・秋参戦! 「3歳馬の鬼門」で豪華メンバーを蹴散らせるか
昨年はソウルスターリング、カデナが出走したように、3歳馬が秋の天皇賞に出走することは、古馬との戦いという点で見どころが多くなる。だが、3歳馬が実績を残したかというとそれは別の話だ。
「3歳(旧4歳)馬で優勝したのはバブルガムフェロー、シンボリクリスエス(中山開催)の2頭のみ。それ以降はディープスカイ、イスラボニータが3着、ペルーサ、フェノーメノが2着と好走していますが、勝利にまでは届きませんでした。
今年の天皇賞・秋にはヴィブロス、レイデオロ、スワーヴリチャードら一線級の馬たちがズラリ出走予定です。そのライバルたちを相手にダノンプレミアムはどこまで戦えるのかが注目されます」(競馬記者)
もしダノンプレミアムが勝てば、3歳馬の優勝は16年ぶり3頭目のことになる。ちなみに勝利した2頭を管理していたのは、どちらも藤沢和雄厩舎。つまり、藤沢調教師以外にこの偉業を達成した調教師はいない。
中内田調教師はダノンプレミアムで秋天を制し、JRA史上2人目となる「3歳での天皇賞・秋制覇」を達成した調教師として、歴史に名を残すことができるのだろうか? 秋のG1戦線の開幕が今から待ち遠しい。