JRA「ルメモレ」超絶バトルに若手騎手「目がキラキラ」競馬ファン状態!? 来夏、北海道から若手が消える!?
先週の7月28日から札幌競馬が開幕。今年はJRAリーディングのC.ルメール騎手と短期免許で来日したJ.モレイラ騎手が激突。2日間でともに7勝、ふたりで合計14勝をあげるなど、一歩も引かない熱いバトルを繰り広げた。
それもそのはず、JRAのリーディング上位常連のルメール騎手は、無類の負けず嫌いで知られる。今年、騎手免許試験に挑むことを表明している”1年生候補”のモレイラ騎手に、おいそれと負けるわけにはいかないのは当然だろう。
「またモレイラ騎手がJRAに通年参戦することになれば、一番割りを食うことになるのはルメール騎手だと言われています。現在、ルメール騎手には有力馬の騎乗依頼がひっきりなしに届いており、選り取り見取りの状態。ですが、モレイラ騎手が免許を取得すれば、その数が減ることも考えられます。ルメール騎手は自分が上であるというアピールのためにも負けるわけにはいかないはずです」(競馬誌ライター)
トップ騎手同士によるハイレベルなレースが展開されている札幌競馬場。手に汗握るレースが繰り広げられ、興奮を覚えるファンも多いが、それは騎手も同様だという。
「若手騎手たちが、目をキラキラさせながらふたりの騎乗を見ていたのが印象的でした。そのうちのひとりに話し掛けてみると『ワクワクするような乗り方、捌き方ですね』と声を弾ませ、『想定外のマクリや惰性をつけて外から押し上げたりしてて、本当にすごい』とまるで騎手ではなく、イチ競馬ファンの感覚で見ていたみたいでした」(競馬記者)
プロですら見惚れるほどの手腕をルメール騎手、モレイラ騎手のふたりが発揮しているということだろう。まだまだこれから先も、北海道を中心に両名がしのぎを削ると見られている。そしてこのふたりの戦いが、来年以降の夏競馬に異変が生じさせることになるかもしれないという。