夏の中京競馬開幕!波乱含みのCBC賞(G3)はC.ルメール騎手を手配した「アノ馬」に勝負気配が満載!
毎日杯(G3)で2着してNHKマイルC(G1)でも人気するなど、3歳の頃から高い素質が認められていたエイシンブルズアイだが、距離をスプリント戦に絞ってからようやく開花。今年になってオーシャンS(G3)で重賞初制覇を飾ると、前走の高松宮記念でも5着に好走した。
「中身がしっかりしてきて、最近は凡走しなくなってきた。今度も自分の力は走ってこられるよ」と目を細めるのは管理する野中調教師。ここが”メイチ”というわけではないと言いながらも「(秋に向けて)確実に賞金を加算したいね」と好走に自信を見せていた。
対して、ここにきて”勝負駆け”の気配を見せているのがサドンストーム(牡7歳、栗東・西浦厩舎)だ。
「しっかり動けてるし、申し分ない状態だね」とデキに自信を見せている西浦調教師だが、鞍上にC.ルメール騎手を手配したあたりサマースプリント王と言わず、このCBC賞の一本釣りを狙っているようだ。昨年の3着馬が1kg減で出走できるだけに、ここは大駆けがあるかもしれない。
他にも今年のシルクロードS(G3)で3着したワキノブレイブや、完全に格下ながら48kgという超軽量で出走できるジョディーズロマンなど、ハンデ重賞だけに荒れる要素も満載だ。
トップハンデのスノードラゴンの58.5㎏から、ジョディーズロマンの48kgまで「10.5㎏」ものハンデ差がある今年のCBC賞。開幕週の馬場も予測がつかず、予想する側にとっては極めて難解なレースになりそうだ。発走は3日(日)の15時35分。穴党は思い切って狙ってみるのも、面白いかもしれない。