JRA「菊花賞有力に?」500万下圧勝の「大器」が虎視眈々と秋の「覇」を狙う
さあ、次走のローテーションが気になるところだ。一旦、放牧のようだが、ノーザンファームの「放牧」という言葉は「天栄で調整,調教」の意味合いの方が強いだろう。
今回の勝利で1000万下となったミスティックグロウ。今後の出走したいレースでは収得賞金が気になるところだ。母系の馬名の頭文字を継承する通称Mラインと言われるドイツ血脈 × 3冠馬オルフェーヴルという濃厚でスピードのある血統構成といい、長くいい脚を使える同馬には、牡馬3冠最後のレースである淀の舞台(菊花賞)も候補には入るはず。が、トライアルのセントライト記念(G2)、神戸新聞杯(G2)への出走は抽選の可能性も高い。それとも先を見据えて確実に賞金を取りに自己条件へまわるのだろうか?
厩舎開業2年目から20勝し、5年目の今年は既に15勝、複勝率2割7部8厘と勢いにのる新進気鋭の武井亮調教師。ミスティックグロウの次走選択は武井師の英断の才が問われることになりそうだ。いずれにしても、次走は一流馬への試金石となるだろう。引き続き、注目してもらいたい一頭だ。