JRA「出世レース」で今年も大物登場? 「デムーロなし」でも勝利に自信?
今週末は新潟競馬場で新潟2歳S(G3、芝1600m)が開催される。2001年の改修工事後、直線の長い1600m戦になってからは、ジャスタウェイやハープスター、イスラボニータ、などの名馬が出走し、上位に名を連ねている。
今や出世レースとして知られているこのレースには、今年も素質馬がずらりと顔を揃えている。そして中でも注目を集めているのが、ロードアクア(牡2歳、栗東・浅見秀一厩舎)だ。
ロードアクアはロードカナロア産駒で、母馬はオーシュペール、母父はダイワメジャーという血統を持つ。一口馬主クラブのロードホースクラブで、1575万円で募集された同馬は鞍上にM.デムーロを迎えて6月の東京競馬場の新馬戦でデビュー。出走馬16頭の中で、唯一栗東にある厩舎からの挑戦となった。
レースはアマデウスがハナを主張し、1番人気に支持されたロードアクアは3番手から2番手と前目の番手をキープ。4コーナーを回り、直線に入るとロードアクアは上がり最速33.8秒の末脚を披露。逃げるアマデウスをきっちり捉えて勝利してみせた。2着馬との差は1馬身にも満たなかったものの、着差以上に強い内容だった。
「1000mの通過タイムが62.3秒というスローペースを作り、逃げ切り勝ちを狙ったアマデウスをしっかりと差し切りました。今回は前回よりも1ハロン延長になりますが、前走を見る限りまだ余裕があったようにも思えました。距離延長も苦にせず、重賞でも好走してくれそうです」(競馬記者)