JRA藤田菜七子に「秋華賞(G1)」挑戦プラン!? 秋華賞馬の娘マルーンエンブレムに調教師が示した「今後」
「小島調教師の話では秋華賞トライアルの紫苑S(G3)には向かわずに、放牧に出るそうです。今回が382kgだったように馬体重に課題がある馬で、現状は間隔を詰めて使うことができないようです。
ただ、小島調教師も『強かった』と話している通り、陣営もこの馬の素質を高く評価。『夢は何年か先のエリザベス女王杯ですかね』と、今後も大事に育てていくプランがあるようです。早く藤田菜七子騎手のG1挑戦が見たい人たちにとっては残念ですが、馬の成長に合わせてじっくり開花させてほしいですね」(競馬記者)
また、レースを見守ったシルクレーシングの米本昌史代表取締役は「いいコンビになってくれたらうれしい。今後も乗っていただけるようでしたら、乗ってもらいたい」と引き続き、藤田菜七子騎手とのコンビ継続を示唆。シルクにとって、今年の秋華賞はアーモンドアイでの牝馬3冠が懸かっているが、こちらも楽しみな大器のようだ。
前日、女性騎手によるJRA通算最多勝利記録を達成したばかりの藤田菜七子騎手。競馬界のヒロインの姿を「1日でも早くG1でみたい」というファンの声は日に日に高まっている。
だが、いきなりG1で乗り替わりデビューを果たすよりも、マルーンエンブレムのように1つ1つ階段を上ってたどり着くのが競馬の醍醐味であり、ファンにとってもより感慨深いものになるはずだ。