「ファインニードル」セントウルS(G2)「不安」なし!? スプリントG1春秋「連覇」へ視界良好!!


 不安点を挙げれば1つは休み明け。ファインニードルは高松宮記念優勝後、香港のチェアマンズスプリントプライズ(G1、芝1200メートル)に出走して4着、そこから約4カ月ぶりのレースとなる。今年の緒戦、シルクロードSがスプリンターズSから約3カ月ぶりのレースだったように、本格化した今ならリフレッシュ後のレースから存分に力を発揮できるはず。

 馬の出来も問題になる。目標はスプリンターズS。ここでどこまで仕上げてくるのか。高橋義忠調教師は「去年はこのレースで目いっぱいに仕上げた感じだったけど、今年は目標が先。この後のレースにいかにいい形でつなげられるか」とコメントしている。100%の仕上げではない。ただし、1週前追い切り(栗東・坂路)では4F51秒7-1F13秒1という好タイムを出している。前哨戦としては申し分のない出来と言える。

 最大の課題は別定戦で58キロとなる斤量だろう。相手と見られる5歳牝馬ダイアナヘイローとは4キロ差、3歳牝馬ラブカンプーとは6キロ差。しかし、いきなり2キロ、3キロの増量となったわけではなく、背負いなれた57キロにプラス1キロだけ。しかも、飛躍のきっかけとなった水無月Sでは57.5キロで勝利している。別定58キロは克服できると見る。

 このセントウルSはもちろん、本番スプリンターズSでのファインニードルの走りに注目だ。

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