JRA浜中俊騎手に大ブーイング!? 単勝1.4倍「超大物」ヴェロックス敗戦で、早くも「乗り替わり」か……
15日、阪神競馬場で出世レースの野路菊S(OP)が行われ、福永祐一騎乗の2番人気カテドラル(牡2歳、栗東・池添学厩舎)がデビュー2連勝を飾った。
「道中は物見をするくらいリラックスしていました。最後は瞬発力勝負になって勝ってくれました。少し余裕のある体で、太いというわけではないですが、その中での勝利ですから大きいです。これでローテーションが組みやすくなりますし、強い馬を相手に勝ったことでこれからも楽しみです」
福永騎手はワグネリアンに続いて、このレースを連覇。昨年はそのまま悲願のダービージョッキーになっただけに、新相棒に懸ける期待も特別に大きなものに違いない。「ローテーションが組みやすくなった」という言葉通り、早くも来年のクラシック出走の切符をほぼ手中にした。
その一方で、1番人気に推されながらも2着に敗れたヴェロックス(牡2歳、栗東・中内田充正厩舎)にとっては、ショックな敗戦となった。
デビュー戦をほぼ馬なりのまま8馬身差で圧勝し、鞍上の浜中俊騎手から「現時点で言うべき課題は見当たらない。これは良い出会いになりました」とまで言わしめた逸材。管理するのが昨年の2歳王者ダノンプレミアムの中内田厩舎であり、オーナーがワグネリアンの金子真人氏。そんな強力タッグということもあり、レース当日は単勝1.4倍と大きく人気を集めた。
しかし、レースは逃げたカテドラルを捕まえきれないまま、半馬身差の2着……。