JRA福永祐一騎手落馬「大丈夫」は結果論? 頭蓋骨骨折で継続騎乗……現場医師の判断と「医療体制」に改めて疑問
「福永騎手は落馬負傷後も騎乗を続けており、CT検査を受けたのは全レースが終了してから。幸い、軽度の骨折ということで事なきを得ましたが、『頭だけに危なかった』という声も当然あります。
続戦は福永騎手本人の意思でしょうが、箇所が箇所だけに大事を取らせるのも騎手を管理するJRAの仕事ではないでしょうか。実際に軽度とはいえ、ヘルメットを装着していた福永騎手の頭蓋骨が骨折しているのですから、相当な衝撃があったことは想像に難しくありません。
今も大丈夫とはいえ、検査の結果次第では騎乗できない可能性もあるとのこと。ならば落馬当日に騎乗していたことは、考えようによっては『非常に危険な行為だった』ようにも思えますね。少なくともJAR側は騎乗を許可する前にCT検査を始めとした、しっかりした検査をすべきだったのではないでしょうか」(別の記者)
実際に福永騎手が落馬後も騎乗し続けた後、検査で頭蓋骨骨折・気脳症と判明した際は、ファンの間にも大きな動揺が走っていたようだ。SNSなどでは「なんで福永騎手は乗り続けてたの?」「いやいや、JRAは乗せちゃだめでしょ!」「先に検査しろよ……アタマでしょ?」など、JRA側の対応を疑問視する声が殺到した。
「福永騎手のコメントによると『CT検査を受けるために外部の病院へ行った』とのこと。この発言を元にすると、阪神競馬場内にそういった施設が常備されていないということになります。
また福永騎手からすれば、馬主を始めとした関係者に迷惑を掛けたくないという思いもあるでしょうし、翌週には自身初のダービーを掴み取ったワグネリアンの騎乗が控えている身。多少痛みがあっても、そう簡単に自重することはできなかったと思います。