JRA馬主佐々木主浩氏「鞍上ドタバタ劇」の裏側? 京都大賞典(G2)シュヴァルグランと福永祐一「和解」で弾き出されたアノ騎手の悲劇……

 秋競馬の始まりを彩る阪神・中山開催も終わり、いよいよ秋のG1戦線が熱を帯びてくる。8日に京都競馬場で行われる京都大賞典(G2)には、昨年のジャパンC(G1)の覇者シュヴァルグラン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)が登場する。

 昨年のジャパンCで現役王者キタサンブラックを破り、悲願のG1制覇を成し遂げたシュヴァルグランもこの秋がラストシーズン。昨年同様このレースから始動し、ジャパンC→有馬記念(G1)と進むことをオーナーの”大魔神”こと佐々木主浩氏が明言している。

 注目されたのは、その「鞍上」。ジャパンC、有馬記念の”本番”は主戦のH.ボウマン騎手が来日して騎乗することが決まっているだけに「誰が」京都大賞典でバトンを繋ぐのかが注目されていた。

 当初は、春の大阪杯(G1)でも”繋ぎ役”を務めた三浦皇成騎手に白羽の矢が立っていたが、ここに来て”元主戦”の福永祐一騎手が急浮上。一転、この春に約1年ぶりの和解を果たした、大魔神の御用達騎手が手綱を執ることとなった。どうやら、その背景には色々と「事情」があったようだが……。

「今夏には三浦騎手で行くことが明言されていたんですが、ここにきて急遽、福永騎手が騎乗することになりました。

福永騎手と佐々木氏といえば数々の大レースを制した名コンビでしたが、昨年の宝塚記念(G1)でのシュヴァルグランの騎乗を巡って対立。約1年間、ほぼ絶縁の状態でした。しかし、ちょうど1年ぶりとなった今年の宝塚記念を前に和解。福永騎手は佐々木氏の所有馬ヴィブロスに騎乗しており、この秋もそのまま主戦を務めるようです。

しかし、そのヴィブロスの秋初戦となる天皇賞・秋(G1)に、福永騎手が主戦を務める今年のダービー馬ワグネリアンが出走。先日、天皇賞・秋で福永騎手がワグネリアンに騎乗することが発表されており、先約だったヴィブロス陣営は主戦騎手を譲る格好となりました。

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