JRA秋華賞(G1)ラッキーライラック主戦騎手「落馬骨折」で絶望的……「代役」筆頭はあの有力騎手か
あまりにも……あまりにも「痛すぎる」アクシデントだ。
8日、東京競馬場で行われた7R(500万下)で石橋脩騎手が落馬。右足関節脱臼骨折と診断され、今週末の秋華賞(G1)におけるラッキーライラックに騎乗することが、極めて厳しい状況となった。
ダート1600mで行われたレースの最終コーナー。木幡育也騎手が騎乗していたドヒョウギワが前の馬に接触。躓いて大きくバランスを崩すと、木幡騎手が落馬した。さらに直後を走っていたヒルダも巻き込まれる形で転倒。鞍上の石橋騎手も大きく投げ出される格好となり、うずくまったまましばらく動けなかった。
結果的に馬の方は両頭とも異常なしと診断されたが、木幡騎手は脳震盪、頭部打撲、腰部打撲。石橋騎手に至っては右足関節脱臼骨折と診断。騎乗予定だった残りのレースは乗り替わりとなり、都内の病院へ搬送された。
まだ、全治など詳細な検査結果は出ていないが、戦線離脱を余儀なくされる可能性が高まっている。なお、木幡騎手は競馬開催2日間の騎乗停止処分となった。
「石橋騎手は、直前の6レースでJRA通算10000回騎乗の節目を迎えたばかり。落馬事故に巻き込まれたのは10001回目の騎乗でした。まだ詳しい検査の結果などは発表されていませんが、秋華賞のラッキーライラックに騎乗することは『ほぼ不可能』と報じられています。
今年は大きなレースでの活躍が目立っていましたし、夏には初の新潟リーディングを獲得。すでに59勝を上げ、自己ベストだった昨年の67勝を上回ることが確実視されていただけに、本当に残念としか言いようがないタイミングです。今は、できるだけ軽症であることを願う他ないですね……」(競馬記者)