JRA天皇賞・秋(G1)ステファノス「馬券圏濃厚のジンクス」名手オドノヒューで高額配当の使者に!?
28日、東京競馬場で開催される天皇賞・秋(G1、芝2000m)に古豪・ステファノス(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎)が、短期免許で来日予定のコルム・オドノヒュー騎手との新コンビで出走を予定している。
これまでは重賞で、人気薄ながらも馬券圏内に食い込む好走を見せることもあったステファノス。だが今年に入ってからは3番人気支持された新潟大賞典(G3)で11着と惨敗し、宝塚記念(G1)でも7着と春はいいところなしに終わっていた。
しかし、前走の毎日王冠(G2)では福永祐一騎手にうながされて2番手につけると、最後の直線でもしぶとく粘り、8番人気ながら4着と久々に掲示板に載る好走を見せた。レース後に福永騎手は想定のポジションにつけることができたといい「時計が速いなか頑張ってくれたが、抜け出せそうで抜け切れなかった」と振り返っている。
「以前までステファノスは中団後方で脚をため、最後の直線で末脚を発揮する競馬が多かったです。しかし、瞬発力が加齢とともに失われており、後ろからまくることは難しくなっているみたいですね。
それでも長くよく伸びる脚は未だ健在なため、最近ははじめから前で競馬をすると好走する傾向にあるみたいです。好スタートを切ることができれば上位進出もあり得るかもしれません」(競馬記者)
ステファノスも長きにわたるキャリアの中で、勝つために試行錯誤しているのかもしれない。今回はそのステファノスには、オドノヒュー騎手が騎乗する予定となっている。