JRA「銀河系スター」サトノ軍団が大不振……2億7000万円筆頭に”億”超え「超良血馬」敗戦ラッシュに関係者も絶句
先週、東京競馬場で行われたアイビーS(OP)では、3番人気のクロノジェネシスが上がり3ハロン32.5秒という豪脚で堂々のオープン入り。一昨年のソウルスターリング以来となる牝馬による制覇で、来年のクラシックに向けて大きく名乗りを上げた。
その一方、同日の東京競馬場において、圧倒的な1番人気に推されたデビュー戦で3着に敗れてしまったのが、サトノジェネシスである。
アイビーSを勝ったクロノジェネシスと、初陣で敗れたサトノジェネシスは同世代というだけで特別な関係があるわけではない。
だが、菊花賞(G1)と有馬記念(G1)を勝ったサトノダイヤモンドの全弟として単勝1.5倍に推されるなど、むしろこの日、クロノジェネシスよりも大きな注目を浴びていたサトノジェネシスの敗戦は、ここのところの「サトノ軍団」を象徴しているようだった。
「サトノ軍団」の総帥セガサミーホールディングスの会長・里見治オーナーといえば、豊富な資金力で毎年のように超良血馬を多数所有していることで有名だ。
過去には、なかなか結果の出ない時期もあったが、先述したサトノダイヤモンドや宝塚記念(G1)を勝ったサトノクラウン、安田記念(G1)の覇者サトノアラジンらが活躍したことで一躍”成功者”の仲間入り。現在のサトミホースカンパニー設立のきっかけにもなった。
しかし、今年のサトノ軍団の新鋭たちは、どうにもリズムに乗り切れない。