JRA戸崎圭太放馬に「罵声と同情」藤田伸二氏、アンカツ氏擁護、ダンビュライトの「危険度」上昇中
まさかの事態が発生した東京競馬場では”悲鳴”と”罵声”が飛び交った。
天皇賞・秋(G1)で出走馬のダンビュライト(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が本馬場入場を嫌がり、大暴れ。鞍上の戸崎圭太騎手を振り落とし、そのままレース前にもかかわらず芝コースを全力疾走した。そして半周ほどコースを走ってようやく落ち着いたダンビュライトは、「疲労が著しいため」とし競走除外。勝負の場にすら立つことができずに、レースを終えてしまった。
「G1競走で放馬による競走除外は今回が10例目。今回、振り落とされた戸崎騎手に対して、東京競馬場で観戦していたファンから罵声が浴びせられました。
この放馬で天皇賞・秋の売得金の約4.3%にあたる7億8721万9100円が返還されていますし、このコンビの上位進出を期待していたファンも大勢いたでしょう。無念さのあまり思わず罵倒してしまったその気持ちはわからなくはないです。しかし、一歩間違えれば取り返しのつかない事態になったのは想像に難くありません。まずは戸崎騎手や関係者、そしてダンビュライトが無事でよかった」(競馬記者)
今回の一件では現場のファンはおろかネット上でも戸崎騎手には批判の声が上がっている。だが、多くの関係者たちは戸崎騎手に同情的であり、問題は別のところにあると見ているようだ。
元騎手にして競馬評論家の”アンカツ”こと安藤勝己氏は自身のTwitterで「返し馬入る時に一旦ダートを走らせられんかったのかな。安全第一でしょ。無理に芝から出そうとしねえで、落ちついた所で戻す手もあったと思うんやけど」と安全を重要視し、臨機応変に対応してほしいとツイートした。