JRA「期待ハズレ」に地方競馬もガックリ!? JBC開催「売上レコード連発」も手放しで喜べない事情……

 4日、第18回目にして史上初めてのJRA開催となったJBCの3つのG1レース。

 JBCスプリント(G1)が39億3487万4700円(前年比+264.7%)の売上レコードを達成し、JBCクラシック(G1)の75億2690万4700円(前年比+315.3%)もレコード。JBCレディスクラシック(G1)でも42億6908万9200円(前年比+458.9%)を記録するなど、表面上の売上的には大成功……。

 その旨を報じた『サンスポ』でも「JRA開催効果は絶大!京都のJBC3競走、売り上げ大幅増」という見出しが躍っており、地方競馬側の「JBC開催の存在を、さらに広く知ってもらいたい」という思いにも一定の効果はあったようだ。

 しかし、果たしてこの結果を「大成功」と鵜呑みにして良いのかということに関しては、少々疑問が残る。

 というのも、先述した『サンスポ』が同記事内でJBCのG1・3レース合計157億3086万8600円の売上でも、前週に行われた天皇賞・秋(G1)の183億4111万1700円に及ばないという旨を報じている通り、JRA主催のG1レースの売上としては「決して、いい結果とは言えない」からだ。

「はっきり言って、JBCを中央で開催することが決まった当初からすれば『期待ハズレの結果に終わった』と述べざるを得ません。顧客の規模を考えれば、JRA主催で行われることが決まった時点で売上レコードの更新はほぼ確実。いわば既定路線でした。

ただ例えば、同じJRA主催のダートG1である昨年のチャンピオンズCは141億7375万2300円を売り上げていますし、今年のフェブラリーS(G1)でも128億8625万2900円と、1レースでJBC開催3つのG1に匹敵する馬券売上でした。

これだけを見ても、今回のJBC中央開催が多くのファンに歓迎されたとは言い難いでしょうね」(競馬記者)

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