JRAモレイラ騎手「不合格」は大正解!?……外国人騎手「全12レース中11勝」で日本人騎手「消滅」の危機
一見すると、外国人騎手と日本人騎手でほぼ互角のようにも見える。だが、述べるまでもなく人数的にはこの日の京都に参戦したC.デムーロ騎手、モレイラ騎手、ルメール騎手、M.デムーロ騎手の4人VSその他大勢の日本人騎手ということだ。そして、何よりも肝心の1着の項をほぼ占拠されているのが、状況の深刻さを示している。
最終レースで、なんとか藤岡佑介騎手が勝利して一矢を報いたが「最後1つ勝って喜んでいられない」「これからも危機感を持ってやっていきたい」と、日本人騎手の不甲斐ない結果に警鐘を鳴らしている。
「いつかこういった日が来るのではと多くの競馬関係者が懸念していましたが『ついに来てしまった』といったところでしょうか……どうやら1日12レースの内、11レースを外国人騎手が勝ったのは史上最多だそうです。
これが海外競馬の結果ならまだよかったんですが、日本人騎手にとってはホームグラウンドですからね。現在の競馬は多くのファンが『馬券の軸は外国人騎手』と思っているでしょうが、完全に冗談には聞こえない事態になってしまいました。
この日の京都はエリザベス女王杯があったことで、武豊騎手や福永祐一騎手といった日本人のトップ騎手も参戦していたのですが2、3着に食い込むのがやっと。この日、5勝したモレイラ騎手が、もし先日のJRAの騎手免許試験を突破していれば……と考えるとゾッとしてしまいます」(競馬記者)