JRA「外国人蹂躙」ジャパンC週は「若手乗鞍なし」の嘆き節。「外国人じゃなきゃ期待できない」陣営本音も
11日の京都競馬場は、1Rを勝利したC.デムーロ騎手に始まり、11Rのエリザベス女王杯を制したリスグラシューのJ.モレイラ騎手まで、外国人騎手たちが11連勝を記録。さらに外国人騎手がワンツーを5度もマークするなど、日本人騎手たちが完膚なきまでに叩きのめされる結果に終わった。
「エリザベス女王杯後、勝ち馬リスグラシューを所有するキャロットクラブの秋田博章取締役は、『騎手が上手かった』と鞍上を褒め称え、さらに『早めにモレイラを確保した”作戦勝ち”だね』と振り返っていました。こうもまざまざと外国人騎手たちの力を見せつけられてしまう結果になると、有力馬の陣営が『騎乗できる外国人騎手はいるか?』と探すのもわかりますよ」(競馬誌ライター)
勝ちたいならば、外国人騎手の確保は必須。この傾向は年々強くなっており、騎手3:馬7という格言も今や昔。現代競馬において、外国人騎手が騎乗するか否かは勝利を左右する重要なファクターとなりつつあるようだ。
「ある調教師は『どれだけ仕上がりに自信があっても、外国人騎手を確保できなかったら、期待度はガクッと下がる』なんてボヤいていましたよ。今週からはさらにR.ムーア騎手、W.ビュイック騎手という世界でも名だたる一流どころが参戦予定。各陣営が1鞍でも乗ってもらおうと躍起になっていました」(競馬記者)
日本人騎手たちの奮起に期待したいところだが、名うての名手たちが続々と来日したことで大きく割りを食ってしまう形になっているという。