JRA武豊「最大の屈辱」阻止へ打倒エアスピネル!? 昨年マイルCS後の「裏切りコメント」に垣間見えた騎手のプライド


 先に断っておくが、『netkeiba.com』の事前予想でエアスピネルが6番人気評価を受けている通り、決してエアスピネルがマイルCSの主役というわけではない。しかし、武豊騎手にとっては何としても負かしておきたい相手だろう。

 何故なら、エアスピネルの境遇は先週のリスグラシューとよく似ているからだ。

「リスグラシューと同じように、エアスピネルも2歳時から武豊騎手とコンビを組んでクラシックを戦った元相棒。そして、それ以上に驚異的な安定感を誇りながらもG1レースでは、あと一歩足りない”善戦マン”という点が、とてもよく似ていますね。この秋からコンビ解消となった点も同じです。

今回は福永祐一騎手とコンビを組みますが、ジャンダルムで出走する武豊騎手としては負けられないところ。ジャンダルムは『伏兵の1頭』という評価ですが、上位に持って来れば騎手の腕が評価されるということもあり、”見せ場”とも言えます。

先週のスマートレイアーは残念な結果でしたが、今週は意地を見せてくれることに期待したいですね」(競馬記者)

 昨年のマイルCSでは、ハナ差の2着だったエアスピネル。だが、武豊騎手は落馬負傷の影響もあって無念の降板。代わりにR.ムーア騎手が騎乗していた。これでもしエアスピネルが勝っていれば、先週のリスグラシューのような”手放しでは喜べない勝利”になっていたであろうことは想像に難しくなかった。

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