JRAジャパンC(G1)キセキ「復活」要因は”脱”角居調教師!? 酒気帯び運転で調教停止処分から「急上昇」の裏事情
「夏場のリフレッシュがここまで馬を変えてくれるとは思いませんでした。特に精神的な部分が大きく違いますね」
25日に東京競馬場で開催されるジャパンC(G1)に向け、1週前追い切りを行ったキセキ(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎)陣営は『東京スポーツ』の取材に応え「今回も期待を持って送り出せそう」と自信を露にした。
昨年の菊花賞以来、不振に陥っていた菊花賞馬に一体、何があったのだろうか。この秋のキセキは毎日王冠(G2)、天皇賞・秋(G1)と強敵を相手に連続3着。陣営の言葉通り、完全に本来の輝きを取り戻しつつあるようだ。
陣営はリフレッシュ効果を強調しているものの、この春は締めくくりとなる6月の宝塚記念(G1)にも参戦。そこからミッキーロケットのように10月の天皇賞・秋へ直行したわけでもなく、しっかりと毎日王冠を走っての参戦。つまりは休養期間がそこまで長かったわけではないということだ。
それにもかかわらず、ここまでV字回復しているのは陣営の努力の賜物といえる。だが、近しい関係者から驚くべき「事情」が舞い込んできた。
「あまり大きな声では言えませんが『角居勝彦調教師の”不在”がキセキに好影響を与えた』という話を聞きました。
というのも、調教師の中には自ら管理馬に騎乗する調教師がいますが、角居調教師もその1人。あまり多くはありませんが『これは』と思った期待馬には、師自ら調教を付けることもあるようです。そこでこの春頃、師の目に留まったのが、古馬になって本格化を控えていたキセキ。
さっそく角居調教師が騎乗して追い切りを行ったのですが、その後、歩様が悪くなって……。1番人気に推された日経賞(G2)でも9着に惨敗するなど結果も出ていませんでしたが、周囲のスタッフも”何”が原因なのか、なかなか言い出せず……結局、宝塚記念でも完調とは程遠い走りで惨敗し、休養に入ったというわけです」(現場関係者)