JRAチャンピオンズC(G1)藤岡佑介騎手「神ワープ」に絶賛の嵐! 道中「ポツン」から作戦通り”異次元”の末脚で波乱演出
「勝ったルヴァンスレーヴは強かったですが、藤岡騎手のファインプレーが光ったレースでしたね。最後方からインを突く腹を括った騎乗は見事でしたし、最有力のルヴァンスレーヴが2枠2番からのスタートで内を通ることも当然、藤岡騎手の計算にあったと思います。最後の直線では、ルヴァンスレーヴが通った進路をしっかり使っていましたね。
記録した上がり3ハロンは芝並みの34.4秒。第2位のルヴァンスレーヴに1.2秒差をつける、まさに”異次元”の末脚でしたが、これも4コーナーをインベタで回ったことが大きいと思います。勝つことはできませんでしたが、強いメンバーでの2着ですし、馬の力を120%出せたんじゃないでしょうか」(競馬記者)
今年、悲願のJRA・G1初制覇を達成するなど、一皮むけた感のある藤岡佑騎手。勝ち星はすでに71勝と、36勝だった昨年から倍増。2008年に記録した75勝のキャリアハイ更新も視野に入っている。
「ラストは脚が上がったけど、非常に価値のある2着ですね」
レース後、藤岡佑騎手がそうコメントした通り、今夏にオープン入りを果たしたばかりのウェスタールンドにとっては賞金を加算できたことは大きい。管理する佐々木晶調教師も「これで、どこでも出られる」と、今後に向けて大きく視野が広がった。
明日4日から放牧に出るウェスタールンド。一躍ダート界に名を馳せた”切れ者”が、来年以降のG1制覇を狙う。