JRA阪神JF(G1)ダノンファンタジーに「秘策」!? 15年間勝ち馬なし「絶望」のファンタジーS組データを覆す”マイル仕様”
“宿敵”と再び相見えるまで負けるわけにはいかない。9日、阪神競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で、ダノンファンタジー(牝2歳、栗東・中内田充正厩舎)が3連勝を狙う。
6月のデビュー戦で、人気を分け合ったグランアレグリアに2馬身差の完敗……屈辱を味わって競走馬のキャリアをスタートさせたのがダノンファンタジーだった。
その後、ライバルはサウジアラビアRC(G3)で牡馬相手に重賞勝利。そのまま牝馬限定戦の阪神JFではなく、朝日杯フューチュリティS(G1)へ異例の挑戦が決まり、大きな話題を呼んでいる。
しかし、敗れたダノンファンタジーもその後の未勝利戦を圧勝すると、続くファンタジーS(G3)も連勝。本番の阪神JFを1番人気で迎えようとしているから驚きだ。果たして、2頭が激突した6月の新馬戦が、後々「伝説の新馬戦」と呼ばれる名レースになるのだろうか。
また、ダノンファンタジーを管理する中内田充正厩舎といえば、昨年の2歳王者ダノンプレミアムが看板馬。今年も「ダノン+中内田厩舎」から2歳王者が誕生するか。しかし、その鞍上は主戦の川田将雅騎手が香港で騎乗するため、C.デムーロ騎手が務める。
ちなみにこの秋は、秋華賞(G1)をC.ルメール騎手が勝ってから8週連続で外国人騎手がG1制覇中と、例年以上の”旋風”が吹き荒れている。