JRA関係者絶賛「地方の天才」森泰斗躍動! 日曜「11鞍騎乗」キタサンミカヅキでも魅せた
9日(日)に中山競馬場で開催されたカペラS(G3)は、1番人気・コパノキッキングが最後方からの大外一気で快勝。レース後、騎乗した柴田大知騎手は、「凄い馬です。またがっていただけでした」とその能力を絶賛している。そして、そのレースで殊勲の3着だったのが、森泰斗騎手騎乗のキタサンミカヅキ(牡8歳・佐藤賢二厩舎)だ。
キタサンミカヅキは先行する集団の後ろで脚をため、最後の直線ではバラけた馬群を縫うように進出。だが、逃げるサイタスリーレッドを捉えきれず、さらに後方から34.9秒という異次元の末脚を繰り出したコパノキッキングに交わされて3着に終わっていた。
レース後、森泰斗騎手は位置取りには成功したものの「他馬より2kg重かったのが痛かったです」と斤量差に泣いたと明かし、「京都より中山のほうがいいですね」とレースを振り返っていた。
「キタサンミカヅキはJRAから17年8月に船橋競馬に移籍。JRA時代はOP戦で勝利することはあれども重賞までは手が届いていませんでした。
ですが、移籍後は東京盃競走(G2)を制するなど活躍。以後は勝ちきれない競馬を続けていたものの、今年の7月から森泰斗騎手とコンビを組むと3連勝で東京盃競走連覇を達成し、さらに前走のJBCスプリント(G1)、今回のカペラSでも中央勢を相手にともに3着と馬券圏内に入る好走を見せています。その能力がついに開花した感がありますね。8歳ながら衰えはまだ見えませんし、これからの活躍も期待されます」(競馬記者)
老いてなお盛んなキタサンミカヅキ。そしてその大ベテランの快進撃を支える森泰斗騎手にも熱視線が送られている。