最強世代の代表・マカヒキのフランス渡航迫る! 「敗北の歴史」に不安も、凱旋門賞に期待できる「追い風」の数々

マカヒキ(競馬つらつらより)

 今年の日本ダービーを制したマカヒキが、ダービー馬になって初めての調教を敢行。坂路を4F56秒8~14秒0という数字でまとめた。

 8月19日に日本を出国し、同馬はフランスへ。目的はもちろん仏で開かれる世界最高峰レースにして日本競馬の悲願・凱旋門賞に挑戦するためである。マカヒキは前哨戦のニエル賞から本番に向かう予定。

 凱旋門賞挑戦を表明しているのはマカヒキのみで、1頭での挑戦が有力と見られている。父ディープインパクトにキズナ、ハープスター……同じ父系の馬がことごとく涙を呑んだ舞台で、マカヒキはリベンジを果たせるのか。

 ネット上では期待の声が多いものの、それと同じくらい不安のコメントも多い。「洋芝が合うとは思えない」「輸送の問題は」など、初の海外遠征や血統背景から疑問を呈する声があるのも事実だ。

 しかし、それを補って余りある追い風があるのも事実だ。まず、従来行われていたロンシャン競馬場が改修工事中のため、今年はシャンティイ競馬場での開催。イスパーン賞で同じディープインパクト産駒のエイシンヒカリが10馬身差圧勝を決めたのは記憶に新しいが、その圧勝劇の舞台もシャンティイ競馬場だった。

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