有馬記念(G1)M.デムーロ「完全復活」で本命レイデオロ危うし!? 朝日杯FSアドマイヤマーズ完璧騎乗で今週も「ルメール狩り」なるか

「いやあ、もう気持ちイイね!」

 会心のレースに”勝ちたがり屋”の主戦騎手も満面の笑みだ。16日に阪神競馬場で開催された朝日杯フューチュリティS(G1)は、M.デムーロ騎手の2番人気アドマイヤマーズが勝利。最後の直線で圧倒的1番人気だったグランアレグリアを競り落とすと、4連勝で2歳王者に輝いた。また、裏開催の中山のディセンバーS(OP)をアドマイヤリードが勝利。「アドマイヤ軍団」が東西のメインジャックとなった。

「いつも勝つのは気持ちいいですけど、G1は宝物ですね」

 大レースに無類の強さを発揮するミルコが帰ってきた。昨年、10戦連続G1で馬券圏内を確保するなどJRAの年間G1最多勝記録を達成したデムーロ騎手だが、今春はスワーヴリチャードで勝った大阪杯(G1)の1勝止まりと苦戦……。

 さらに6月にユニコーンS(G3)を勝ってからの約4カ月間は、G1どころか重賞さえ勝てないスランプに。その間、ライバルとして意識するC.ルメール騎手やJ.モレイラ騎手が大活躍したこともあって”イライラ”は募るばかりだったようだ。

「デムーロ騎手は何かと主役でいたいタイプで『乗るレースはすべて勝ちたい』と常々公言しています。逆に言うと、自分がなかなか勝てないとストレスが溜まってしまうタイプ。いつもは明るくて陽気なんですが、一度ハマると考え込んでしまう面も……。

6月のユニコーンS以降、重賞を4カ月間も勝てなかったのはJRA騎手になってから初めてでしたし、9月頃は相当イライラが溜まっている様子でしたね」(競馬記者)

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