東京大賞典(G1)JRA3歳「第2の男」オメガパフューム! 3歳G1競走5連勝も十分あるか
オメガパフュームが2000メートルを走ったのはジャパンダートダービーとそれに続くシリウスS(G3、ダート2000メートル)の2度。1800メートルよりもペースの緩い2000メートルの方が道中の行きっぷりが明らかにいい。ジャパンダートダービーでは、仕掛けどころで一瞬置かれ気味になったが、ゴール前100メートルあたりで他馬がバテてつらくなると、それらを交わしてルヴァンスレーヴに迫った(0.3秒差)。
シリウスSでは直線半ばで軽々と先頭に立って重賞を初制覇。ゴール前、後方から内を差してきた馬にクビ差まで迫られたが、それはチャンピオンズC2着馬ウェスタールンドだった。このように、オメガパフュームは2000メートルであれば、ルヴァンスレーヴに0.3秒差まで詰め寄れ、ウェスタールンドに勝ち切れるのだ。
デビューしたのは今年の1月、ここまで8戦4勝。1戦ごとに強くなり、成長していく3歳馬だ。有馬記念は3歳馬ブラストワンピースが勝った。この秋、3歳馬が重賞レースを勝ちまくった。ダートの有馬記念である東京大賞典。3歳馬オメガパフュームが当然のように勝ってしまうかもしれない。
今回、鞍上はデビューからの4戦で手綱を取ったM.デムーロ騎手に戻る。馬の癖は知り尽くしているだろう。ルヴァンスレーヴでのチャンピオンズC制覇、アドマイヤマーズによる朝日杯FS制覇と絶好調だ。人気にはなりそうだが、オメガパフュームが2000メートルで見せる末脚に期待する。