重賞穴馬データ~函館2歳S・中京記念~
先週の函館記念は推奨したマイネルミラノが快勝、マデイラは最低人気ながら4着とマズマズの内容だった。今週は2つの重賞が行われるが、どちらも波乱要素満載のレース。各データから穴馬をしっかり見極めたい。
中京記念(G3)
今週行われる中京記念(GIII)は数ある重賞の中でもトップ5に入るであろう波乱続出の難解なレース。2012年から距離が2000mから1600mに条件が変わったが、変更前と合わせて16年連続で1番人気馬が敗退し、8年連続で10番人気以下の馬が3着以内に好走しているほどだ。
1600mに条件が変更となった2012年以降でもすべて三連単2000倍以上の配当が飛び出しており、今年も人気通りの決着になるとはとても思えない。今回は2012年以降に6番人気以下で3着以内に好走した7頭から共通の要素を探ってみた。
■中京記念激走馬の共通要素
・騎手は関西騎手が断然
・厩舎は関西厩舎が優勢だが関東の厩舎でも関西の騎手が騎乗すればチャンスあり
・性別は牡馬が有利。牝馬は軽ハンデならチャンスあり。
・年齢は5歳馬か6歳馬
・馬体重は470-514kgと軽すぎず重すぎず
・斤量は牡馬なら56kg以上の重いハンデ馬が好走
・前走レースはオープン特別組が圧倒的有利
・前走距離は1400~1800m
■浮上する穴馬はこの馬だ
以上の項目から浮上する穴馬候補は以下の2頭。
カオスモス
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すべての条件が合致。昨年の中京記念は勝ち馬から0.2秒差5着と内容のあるレースをしており、今年はチャンス十分。
ピークトラム
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同馬もすべての条件が合致。前走の谷川岳ステークスで初オープン勝ちと勢いに乗っているのもいい。
ピークトラムは人気になるかもしれないが混戦だけに配当妙味は十分。どんなレースになるか楽しみだ。