AJCC(G2)「JRAイチの暴れ馬」ダンビュライト連覇で復活!? 陣営努力は実を結ぶか
20日、中山競馬場で開催されるアメリカジョッキークラブカップ(G2・芝2200m、以下AJCC)。春のビッグタイトル戴冠を目指す馬たちの始動戦としても広く知られているが、そのレースに連覇をかけてダンビュライト(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が出走する。
ダンビュライトは、昨年のAJCCを制覇。この勝利で2歳時から素質馬と評価されていたその能力がついに開花し、飛躍を遂げると予想されていた。だが、同馬はその後気性難が顕在化、期待の1頭から”暴れ馬”と見られるようになってしまう。
「春はまだ良かったものの、9月の3着に終わったオールカマー(G2)で騎乗した武豊騎手が『ゲートの中でうるさかった』『ルーラーシップの血が出てきたのかもしれません』と気性難を示唆。
そして次走の天皇賞・秋では、本馬場入場を嫌がって、鞍上の戸崎圭太騎手を振り落として暴走。半周ほどコースを走ってようやく落ち着いたものの、『疲労が著しいため』として競走除外になってしまいました」(競馬記者)
振り落とされた戸崎騎手にネット上からは手厳しい批判の声が上がった。だが、競馬評論家の”アンカツ”こと安藤勝己氏、そして藤田伸二氏ら元騎手たちの擁護もあり、一転して戸崎騎手への同情論が聞こえるようになっていった。