AJCC(G2)「JRAイチの暴れ馬」ダンビュライト連覇で復活!? 陣営努力は実を結ぶか
後日、『競馬ラボ』のインタビューに登場した戸崎騎手はこのアクシデントについて、馬場入りが思ったよりもうるさかったと振り返り、『しかし、騎手としては乗っていないといけませんから、関係者やファンには申し訳ないという一言です』と反省の弁を述べている。
「この一件でダンビュライトには”暴れ馬”というイメージが定着。次走のチャレンジCには北村友一騎手とコンビで参戦したものの4着。そこでもゲートの中で1回突進するなどうるささを見せていました。陣営はプール調教を取り入れるなどテンションが上がりすぎないように調整を工夫していますが、いまいちその努力が実を結んではいないようです。
ダンビュライトは栗東の坂路で行われた1週前追い切りで4ハロン51秒2、ラスト12秒9と、その日走った中では2番目に早いタイムを記録するなど軽快な動きを見せました。さらに中山競馬場は4戦して1勝3着3回と得意にしています。落ち着きさえすれば、その能力は一線級ですし、上位進出も狙えると思うのですが……」(競馬誌ライター)
AJCCには菊花賞馬フィエールマン、昨年の皐月賞3着の皐月賞ジェネラーレウーノ、中山功者サクラアンプルール、約1年ぶりの復帰となるシャケトラなどが出走予定。ダンビュライトは名だたるライバルたちに打ち勝ち、”暴れ馬”の汚名を返上することができるのだろうか?