武豊「決別?」オジュウチョウサン天皇賞・春(G1)可能性も、名手の名前なし
昨年、有馬記念(G1)に挑戦した最強ハードラー・オジュウチョウサン(牡8歳、美浦・和田正一郎厩舎)。先日、今年は障害への復帰が明かされていたが、オーナーである長山尚義氏が「天皇賞・春(G1)」へ挑戦するプランがあると「日刊スポーツ」に明かしたという。
今年も当初、オジュウチョウサン陣営は平地重賞制覇への意欲を見せ、2月のダイヤモンドS(G3)からドバイに挑戦するプランが明かされていた。だが、後に『有馬記念敗戦のダメージ』を理由に撤回。障害への復帰が発表され、3月9日の阪神スプリングJ(J・G2、芝3900m)が今年の始動戦としてなる予定だった。
そしてその障害復帰戦後、オジュウチョウサンは4連覇のかかる中山グランドJ(J・G1、芝4250m)と、天皇賞・春(G1、芝3200m)のいずれかへ向かう予定だという。長山氏は同紙に対し、出走できるのかは不明としつつも「春の天皇賞も考えています」と話し、そして「どちらを走るときも石神君にお願いしたい」と明かした。
「オジュウチョウサンは、4000mを超える障害G1で勝利を重ねるなどスタミナは豊富。長丁場の天皇賞・春に出走できればおもしろい存在になるでしょう。ただ、まだ平地では準OP馬なので除外されてしまう可能性が高いのが痛いところ。中山グランドJは4月13日、天皇賞・春は4月28日とまだ先のことですが、どちらを選択するのかは注目の的になるでしょうね」(競馬記者)
その決断の鍵を握っているとされる長山オーナーは、1月28日に「2018年度JRA賞」の授賞式に登場。オジュウチョウサンが3年連続となる最優秀障害馬を受賞したことの喜びを語り、改めて「平地のG1を勝ち、ぜひ種牡馬にしたい」と目標を明かしていた。