【共同通信杯(G3)展望】JRA2歳王者アドマイヤマーズ出陣! 武豊クラージュゲリエら逆転狙う素質馬たちも
3戦とも上がり3F最速の脚を使っている高素質馬。皐月賞でのサートゥルナーリアの相手はこの馬かもしれない。今回から鞍上は武豊騎手。手綱が短く肘から先が地面と水平になるモレイラ騎手から長手綱の武豊騎手への乗り替わり。これも楽しみだ。
新場戦(芝1600メートル)、ひいらぎ賞(500万下、芝1600メートル)を連勝したのがダノンキングリー(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)。ひいらぎ賞の勝ちタイム1分33秒7と高速、2着馬に3馬身半差をつけた。距離延長、初の重賞挑戦となるが、将来性を期待したい1頭。大駆けもありそうだ。
暮れの中京新馬戦(芝1400メートル)で鞍上のC.ルメール騎手がほとんど持ったまま圧勝したのがフォッサマグナ(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。藤沢和雄厩舎+ルメール騎手のタッグから、また1頭、期待馬が誕生した。陣営は「前走の1400メートルから距離延長は問題ありません。元々期待が大きい馬ですし、メンバーは揃いますがここでも楽しみです」と自信満々で送り出す。
フォッサマグナと同様、新馬戦勝ちからここに出走してきそうなのがゲバラ(牡3歳、美浦・伊藤大士厩舎)とシュヴァルツリーゼ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)。どちらも強い勝ち方だった。安易な軽視は禁物だろう。
札幌2歳Sで2着の実績があるナイママ(牡3歳、川崎・河津裕昭厩舎)は直近2走不振だが、ここに出てくれば見限れない力を秘めている。
春のクラシックが迫ってきた。G1馬が貫禄を見せるのか、それを破る新星が登場するのか。共同通信杯は東京競馬場で2月10日、15時45分発送予定だ。