武豊「応援できない」藤田菜七子に宣戦布告!? 1年ぶりG1制覇へ「1発目で決める」歴史的決戦フェブラリーSへ闘志
「武豊騎手は騎手会長として、そして何よりも競馬を盛り上げたい一騎手として、デビュー当初の藤田菜七子騎手のイベントに飛び入り参加するなど、何かと気にかけてきました。
実際に、今春から女性騎手の永久減量が決まった新ルールに対して『菜七子ルールという言い方には違和感がある』と、いち早く警鐘を鳴らしたのも武豊騎手。ただG1の勝ち負けを争う”ライバル”となった以上、もう応援ばかりしていられないということでしょうね。
当日はコパノキッキングでG1に参戦する菜七子騎手へ注目が集まるでしょうが、インティで挑む武豊騎手にとっても、ここは大チャンス。当然、全力で勝ちに行くと思います」(競馬記者)
デビューから3年を経て順調な成長を続けている藤田菜七子騎手だが、まだG1どころか重賞も未勝利。そういった中で迎えるG1初挑戦だが、武豊騎手からは「彼女が自分で掴み取ったチャンスだと思うよ」と、菜七子騎手の実力を評価する発言も。もはやJRA唯一の女性騎手、かわいい後輩騎手としてではなく、一人の「ライバル騎手」として認めた証拠といえそうだ。
一方の藤田菜七子騎手も8日、栗東に駆けつけてコパノキッキングと初コンタクト。しっかりと感触を確かめてから「大きなチャンス。今は『やってやるぞ』という気持ちが強いです」と闘志を燃やしている。
そんな両者が今週から開幕する小倉で、いきなり直接対決を迎える。武豊騎手が9鞍、藤田菜七子騎手が7鞍に騎乗と一足早く”全面対決”が見られそうな状況だ。
「特にメインレースの壇之浦特別(1000万下)では、武豊騎手が前走2着のレオコックブルー、藤田菜七子騎手も前走2着のマルーンエンブレムと人気を分け合う対決になりそうです。さすがに馬質は武豊騎手の方に分がありますが、菜七子騎手も昨冬の小倉で2勝するなど相性のいい舞台。今年の小倉は開幕初日から盛り上がりそうですね」(別の記者)
奇しくも壇之浦は、平安時代に源氏と平氏が雌雄を決した舞台として有名だ。来るべきG1開幕戦に向け、火花を散らす新旧のスター対決が冬の小倉を熱くする。