フェブラリーS(G1)武豊インティに昨年「悪夢」再来!? 陣営の懸念の”影”に2番人気12着後「引退」に追い込まれたアノ馬
7連勝でG1戴冠なるか――。17日に東京競馬場で行われるJRA・G1開幕戦のフェブラリーS(G1)。今年の主役はダート界に突如現れた超新星インティ(牡5歳、栗東・野中賢二厩舎)だ。
5連勝、しかも合計30馬身という規格外の内容で初重賞に挑んだ前走の東海S(G2)。一線級のメンバーと戦うのは初めてだったが、インティは単勝1.5倍の圧倒的1番人気に推された。
武豊騎手が「結構なペースで行った」と振り返った1000m通過は61.5秒。一昨年より2.2秒速く、昨年逃げ勝ったテイエムジンソクと同タイムだ。
しかし、テイエムジンソクがラスト600mで38.1秒かかり、2着馬に3/4馬身差まで詰め寄られたことに対して、インティは全体上がり2位となる35.9秒で駆け抜けているのだから、圧勝劇になるのも当然か。2着のチュウワウィザードこそ2馬身差だったが、3着以下は7馬身以上ちぎれた。
そんな6連勝の中にも、確かな「進化」の跡が見られている。