フェブラリーS(G1)藤田菜七子が欧州「若き天才」の想像を超える!? コパノキッキングが「マイルで勝てる」2つの理由
17日に東京競馬場で開催される今年のフェブラリーS(G1)。
下馬評の1番人気こそ6連勝中のインティ、もしくは一昨年の勝ち馬ゴールドドリームが濃厚だが、今週ファンから最も熱い注目を集めているのは、藤田菜七子騎手が初G1挑戦となるコパノキッキング(セン4歳、栗東・村山明厩舎)だろう。
菜七子フィーバーに沸いたデビューから今年で4年目。騎手としての階段をじっくり、しかし確実に駆け上がってきた藤田菜七子騎手が、自身が「夢」だと語っていたG1の舞台についに立つ。
果たしてレース後、菜七子スマイルがはじけるのか、それとも武豊騎手らトップジョッキーが”本気”になるG1の高き壁が待っているのか――。
オーナーが風水で有名なDr.コパこと小林祥晃氏ということもあって、競馬界の垣根を超えて注目を集めている。だが、日頃から競馬を楽しんでいるファンからすれば、初G1の藤田菜七子騎手も然ることながら……。
肝心のコパノキッキングが「果たしてマイルを克服できるのか」も気になるところだろう。
ここまでインティが6連勝なら、こちらも重賞2勝を含む4連勝中。勢いという点では遜色ない。だが、コパノキッキングの場合はすべて1400m以下だ。それも前走の根岸S(G3)で初めて1400mを勝てたというのだから、初のマイルで通用するのかは完全に未知数といえる。
「根岸Sで騎乗したO.マーフィー騎手が勝利騎手インタビューで、この馬のマイル克服に対して『NO』とコメントしたのは大きな話題になりました。あれから約3週間、今でも賛否が別れているところですが、欧州で『若き天才』と評されるマーフィー騎手の発言もあって、否定派の方が旗色がいい印象もあります。
ただ、オーナーのDr.コパさんや村山明調教師を始め、陣営や近しい関係者からは比較的前向きな見解が聞かれますね」(競馬記者)