JRA「マツクニローテ」ダノンチェイサー挑戦! キングリーとの「使い分け」明確な理由

 3歳春のクラシック登竜門のひとつともされるきさらぎ賞(G3)で、重賞初制覇を飾っていたダノンチェイサー(栗東・池江泰寿厩舎)。

 今後は皐月賞に向かうと見られていたが、15日、管理する池江調教師がNHKマイルCから日本ダービーへ向かう変則2冠に挑戦することを「デイリースポーツ」で明かした。NHKマイルCの鞍上は川田将雅騎手が務めるが、日本ダービーは未定だという。

 昨年、勝ち負けを繰り返し期待されていたほどの活躍ができなかったダノンチェイサー。だが、前走のきさらぎ賞では2番手でレースを進め、最後の直線で逃げたランスオブプラーナを交わして優勝。後続に2馬身差をつけて勝利し、高い能力を持つことを証明してみせた。

 そのダノンチェイサーが向かうNHKマイルC→日本ダービーというローテは、過去にクロフネ、タニノギムレット、キングカメハメハ、ディープスカイらが挑戦。そのうち、キングカメハメハとディープスカイが変則2冠を達成している。だが、「3週間でG1レースを2走」する、そのハードスケジュールは以前から物議を醸していた。

「主に松田国英調教師の管理する有力馬がこのローテを使っていたため、いつしかマツクニローテと呼ばれ始めましたね。ハードなのは間違いなく、近年では構想はされども実際には使われないことがほとんどです。それに挑戦させるということは、陣営としてはダノンチェイサーが名馬に匹敵する才能を秘めていると考えているのかもしれませんね」(競馬誌ライター)

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