フェブラリーS(G1)武豊インティ「ユタカマジック」炸裂で完勝!「ブレークしてますね」 藤田菜七子コパノキッキングを完封した「支配力」で7連勝!
「非常に強かったですね!」
17日に東京競馬場で行われたフェブラリーS(G1)は、武豊騎乗の1番人気インティ(牡5歳、栗東・野中賢二厩舎)が優勝。怒涛の7連勝でダート界の頂点に駆け上がった。なお、G1初挑戦となった藤田菜七子騎手のコパノキッキングは5着に終わった。
直前の回避もあり、14頭立てで行われた今年のフェブラリーS。スタート直前にゲート内で暴れてしまったノンコノユメが大きく出遅れた一方、インティ、コパノキッキング共に好スタート。
「周りを見て、行けそうだったのでハナを主張しました」
レース後、武豊騎手がそう振り返った通り、好スタートを切ったインティが即座にハナを主張して先頭へ。懸念された初の芝スタートをものともせず、そうそうに”勝ちパターン”に持ち込んだ一方、やはり芝スタートでダッシュがつかなかったコパノキッキングは、無理せず最後方からの競馬となった。
「4角回ったところでリードを広げようと思って、思い通りのレースが出来ました」
インティ先頭、コパノキッキング最後方のまま迎えた最後の直線。武豊騎手の言葉通り、インティがスッと後続を突き放し、セーフティーリードを築きに行く。それをさせじとC.ルメール騎手のゴールドドリームが追い上げたが、なかなか差が縮まらない。結局、クビ差まで差を詰めたところがゴールだった。
またコパノキッキングは、大外から上がり3ハロン2位となる35.2秒の豪脚で追い上げたものの、スローペースに泣いて5着が精一杯だった。