JRA「最強」の障害馬オジュウチョウサン出陣! 阪神スプリングジャンプ(G2)制覇に死角なし!?
昨年末の有馬記念(G1)を大いに盛り上げた障害界の「絶対的王者」が帰ってくる。
3月9日(土)に開催される阪神スプリングジャンプ(G2)へ、オジュウチョウサン(牡8歳、美浦・和田正一厩舎)が出走予定。11カ月ぶりに障害戦へ復帰を果たす。
デビュー3戦目から障害に転向。障害デビュー戦こそ14着と大敗したが、その後は徐々に成績を安定させてきた。
2016年の中山グランドジャンプ(G1)を制してから、重賞9連勝(G1タイトル5つを含む)と敵なしの状態。経験を積む中で、飛越の技術や平地のスピードを飛躍的に上昇させてきた印象だ。
障害競走という基本的に注目度の低い領域において、ここまで注目を浴びる競走馬が登場することは稀だ。後世に語り継がれる名馬と断言できる。
もはや注目は”障害最強馬”が「どのような勝ち方をするのか」の1点のみと言っても大袈裟ではない。
「調教中に放馬するハプニングはありましたが、大事には至らなかったと報じられています。稽古の動きにも不安は感じられませんね。美浦Wで3頭併せを敢行し、5F67秒8-38秒9-12秒8をマーク。調整は順調という印象です。
騎乗した石神(深一)騎手も『全く問題ない。しっかり勝って、次へ弾みをつけたい』とコメント。力を出せる状態にあると考えていいでしょう。ココは当然の主役ですね」(記者)
今後は、天皇賞・春(G1)と中山グランドジャンプ両にらみの予定。平地のG1も狙う絶対王者にとって、ココは負けられない一戦だ。