JRA「いきなり2勝」新人・斎藤新騎手「バックアップ盤石」狙うは三浦皇成超えか
JRAでは先週末から、競馬学校を卒業した7人の新人騎手がデビューを飾った。その中で、絶好のスタートを切ったのが、栗東の安田隆行厩舎に所属する斎藤新騎手だ。
初日に斎藤新騎手は7鞍に騎乗。惜しい2着があったものの、未勝利に終わった。だがその翌日に1Rから2着に入ると、4Rで7番人気に支持された自厩舎のアルファライズでうれしい新人騎手初優勝を達成。そして勢いそのまま、9Rでは父である斎藤誠調教師の管理馬オーケストラでも勝利をあげてみせた。
JRA初勝利を挙げた斎藤騎手はレース後、「厩舎の方から『おめでとう』と言われて、初めて実感がわきました」と語り、そして「自分の未熟さもあってなかなか結果を出すことができなかったのですが、(所属する)安田先生の馬で勝ててよかったです」と笑顔を浮かべている。
「今年の新人騎手はレベルが高いと言われていますが、まずは斎藤新騎手が魅せましたね。先週は新人騎手の中で最も多い12鞍に騎乗しました。
新人ながら中堅騎手と遜色ない乗鞍数を確保できたのは、自厩舎をはじめ、その安田調教師の息子である翔伍調教師、また親交が厚い浅見秀一厩舎、さらには父である斎藤誠調教師のバックアップがあったからでしょう。一部では『腕はまだまだ』という声もあるようですが、この騎乗数は、彼への期待が大きい証明ともいえます」(競馬記者)