JRA北村宏司「落馬重傷」の容態、そして全容……「騎乗停止」C.ルメール騎手だけでなく”連鎖”してしまったアクシデントの数々
「ディーエスマグナムもショウナンランナーも勝負所で先頭集団に付いていけず、最後の直線を迎えた頃には掲示板(5着以内)すら厳しい状況でした。そのため木幡騎手も戸崎騎手も全力では追っておらず、北村騎手の落馬を確認した際は減速行動に移っています。
しかし、そのすぐ隣を走っていたヤシャジンが内側へ斜行……2頭がインに押し込められるような形になったまま、結果的に前方で倒れているタマノカイザーと北村騎手に突っ込む形となってしまいました」(同)
実はヤシャジンに騎乗していたのは、この日がデビューとなった大塚海渡騎手だった。つまり、このレースが「デビュー戦」だったということだ。
「ただ、大塚騎手も必死に右からムチを入れて回避しようとしていましたから……。もしヤシャジンに経験のある騎手が騎乗していれば、ああはならなかったかもしれませんが、それはあくまで机上の空論でしかありませんよ。
いずれにせよ、北村騎手には不幸が重なってしまったアクシデントでしたし、こういったことが二度と起こらないように祈るしかないですね」(同)