丸山元気より石橋脩!? JRA「覇者」ノーザンも不満のステルヴィオ騎乗も「当面静観」の理由
騎乗停止処分を受けたC.ルメール騎手の代打として、今週の金鯱賞でギベオン(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)に騎乗予定の丸山元気騎手。トラブルがあったとはいえ、先日の中山記念で騎乗したステルヴィオに続く異例の抜擢。ここから大きく飛躍することが期待されている。
「丸山騎手は昨年、裏開催で社台・ノーザンファームの馬に騎乗して結果を残しました。そのため、牧場関係者たちからの覚えがよく、今年からはバックアップを約束されたといいます。ステルヴィオの鞍上が回ってきたのも、その一環だと聞きました。
今回のギベオンはイレギュラーながらも、同様の意味合いを含んでいるのでしょうね。本馬は昨年の12月に開催された中日新聞杯(G3)では古馬相手に斤量56キロを背負い勝利。ここでも十分期待できるのではないでしょうか」(競馬誌ライター)
丸山騎手が大チャンスをものにすることができるかが注目される。だが、一部の関係者たちからは丸山騎手をプッシュする牧場関係者たちへの不満の声が上がっているという。
「中山記念で丸山騎手は外を回して最後の直線にかけたものの届かず、ステルヴィオは3着に終わりました。レース後、元JRA騎手の安藤勝己氏からも公式Twitterで『外を回しすぎた』と指摘されるなど、安全第一の消極的な競馬だったという印象が拭えず、関係者たちの評価も芳しくありませんでしたね。
そしてこの結果に一番納得していないのはステルヴィオの陣営です。実は当初、陣営は鞍上に石橋脩騎手を希望していたそうです。ところが、石橋騎手はお手馬のラッキーライラックが出走するためNG。そこで、かわりを探していたところ、牧場サイドが推薦する丸山騎手に白羽の矢が立ったんです。