甘デジで泣ける展開！ 許せない「迷惑行為」も食らう辛すぎるパチンコ実戦……【孤高パチンカーの挑戦-2】

　回転数は300回ちょっと。「マジでクソだな。どうやったら当たんねん」と心の中で毒づいてると、隣のおっさんがまたまたおかしな行動を。そのおっさんが打っている台は下皿にかなり大きめのボタンが付いているタイプの機種だったんですが、そのボタンを「ボタンを押せ！」のアナウンスとともに真上から鷲掴みにするように手のひらを垂直落下させたのです。

　布川やん。トム・ブラウンの布川のツッコミやん。合体してへんわ。

　もちろんというか当然というか、おっさんの結果は「だめ～」だったんですが、あんなボタンの押し方するやつ初めてみたぞ。もしかしたら本人かもと思い、顔を確認しましたが、ド短髪にがっしり体型。むしろ「みちお」でした。

　そんなこんなで608回転目にようやく大当りしたのですが、こんだけハマったらやっぱり「揺り戻し」を期待してしまうのが人間ってものじゃないですか。相性の悪い転落抽選式だったんですけど、ツボにハマった時の爆発力は『ちょいパチセクシーフォールセカンドシーズン39』で実証済み。

　右打ち開始時に祈りを込めてミッドナイトDJですが、まー確変スルーですよ。初当りは確変か時短かわからない仕様ですが、規定回数を超えてプラスαの電サポゾーンに突入したので思わず左手で軽くガッツポーズをしましたが、バトル→自キャラ中攻撃→敵反撃→敵の攻撃喰らう→自キャラ片ひざつく→そのままダウンの予定調和。転落抽選タイプで確変確定モード行っても即落ちのやっぱりかい黄金パターンでした。

　まあ、五億歩譲ってそれはよしとしましょう。でもな、自キャラが片ひざついて、「どっちなの。立ち上がるの？　そのまま負けるの？　どっちなの？」っていうバトルの力の入れどころでもあるこのシーンで画面をよく見ると、倒れた瞬間に右打ち表示の矢印が左に戻っているじゃありませんか！

　こっから「ケーン！」とか復活演出もあるじゃん！　素人かよ！　

　そもそも転落抽選なのに確変100％じゃないのが気に入らないのに何だよ、この仕打ちは……。

　こうして、鼻くそ程度の出玉と巨額の負債を手土産にウン○台との泥仕合がようやく終了。初戦からこんなことになるとは露ほども思わなかった究極ミッションがスタートしました。

　精神的にも金銭的にも持つのか!?

（文＝大森　町男）