1口125万円に応募が殺到した名牝ビワハイジ最後の仔。姉ブエナビスタを彷彿とさせるその名前に秘められた「原点回帰」の意志

 今週の桜花賞(G1)、来週の皐月賞(G1)といよいよクラシックが幕を開け、3歳世代の争いも激しさを増していくところだが、1つ下の2歳世代では早くも6月の新馬戦開始に向け、注目の良血馬が取り上げられ始めている。

 特に今年はディープインパクトに次ぐ史上7頭目の牡馬三冠を達成し、2013年に引退したオルフェーヴルの初年度産駒がデビューするとあって、ひと際高い注目が集まっている。

 宝塚記念(G1)や有馬記念(G1)を制したドリームジャーニーの全弟として2010年にデビューしたオルフェーヴルは、デビュー当初は期待されながらも歯がゆい成績を重ねていたが、クラシックシーズンの訪れとともに本格化。破竹の6連勝でクラシック三冠に加え年末の有馬記念も制して、2011年の年度代表馬に輝いている。

 また、オルフェーヴルといえば日本で最も凱旋門賞(仏G1)制覇に迫った馬としても有名。2年連続2着の走りに、現地フランスを始めとした欧州の競馬関係者からは極めて高い評価を受けている。引退した際は、欧州での種牡馬入りの話も合ったほどだ。

 そんな日本の至宝オルフェーヴルだけに、種牡馬としての期待も当然トップクラス。初年度から超一流の繁殖牝馬が配合相手に用意されたが、その中でも特に熱い視線を送られているのが、日本が誇る名牝ビワハイジの仔である。

 父オルフェーヴル、母ビワハイジという日本屈指の超良血馬の名はプリメラビスタ。日本語で「最初の景色」という名が与えられた2歳牝馬の目指すところは、当然「絶景」と名付けられた姉ブエナビスタの軌跡だ。

 2008年にデビューしてその年の2歳女王に輝くと、そのまま桜花賞、オークスも連勝。「女王」の名をほしいままに、3歳秋には凱旋門賞挑戦まで計画された。残念ながら、その夢は叶わなかったが、古馬になってからもヴィクトリアマイル、宝塚記念、ジャパンCとビッグタイトルを上積み。歴史に残る名牝に上り詰めた。

 生涯成績は23戦9勝。例え相手が世界屈指の強豪であったとしても、必ず自分の力を発揮して接戦に持ち込めるのは、この馬の底知れない能力があったからこそ。23戦中18戦で国内外のG1レースに参戦しながらも、0.3秒を超えて負けたのは引退レースの有馬記念だけという勝負根性の持ち主だった。

 そんな偉大なる名牝だけでなく、クラシック戦線を賑わせたアドマイヤジャパンやアドマイヤオーラ、2歳女王のジョワドヴィーヴルなどを輩出したビワハイジも今年で24歳。このプリメラビスタが最後の仔となる。

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