JRA福永祐一「継続騎乗」は異常行為!? 専門家「非常に危険」来週以降の騎乗見送りも「遅すぎる」の声


「当然の結果だと思いますね。軽傷とはいえ頭蓋骨を骨折して、気脳症まで起こしているわけですから。プロ野球など他の競技を見ても、頭部は極めてデリケートな箇所。絶対安静は至って常識的な判断だと思いますね。

無論、福永騎手本人は騎手としての責任感もありますし、痛みもあまりないことからも騎乗したいでしょう。何といってもダービー制覇は福永騎手だけでなく、お父さんの洋一さんも含めた福永家の悲願。それを達成させてくれたワグネリアンはすでに福永騎手にとって特別な馬。無理したい心情も理解できます。

ただ、問題なのは、本来ならそれを止めなければならないはずの”周囲”の人間が、ギリギリまでそれをしなかったこと。

『本人の意思を尊重した』と言えば聞こえはいいですが、落馬当日にそのまま騎乗させたJRAの医療関係者も含め、症状に応じて冷静にコントロールするのが医師を始めとした周囲の役目でしょう。本来なら落馬事後が発生した時点で、当面の騎乗などは見合わせるべきでした。

結果的にはそうなりましたが、ここまでずれ込んでしまったことには『遅い』と述べざるを得ませんし、違和感がありますね」(競馬記者)

 実際に福永騎手が今週末以降の騎乗に前向きなコメントを発表した際、松本クリニック院長を務める松本浩彦氏は『デイリースポーツ』を通じて「めっそうもない」と警鐘を鳴らしている。

 同氏によると「頭蓋内と外界が外耳孔などを通じて交通しているということで、非常に危険な状況になってもおかしくない」「最低でも1週間は絶対安静で、経過を見なくてはいけないと思います」とのこと。

 やはり専門家からすれば、福永騎手の継続騎乗は「異常な危険行為」そのものに映ったということなのだろう。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 5:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS